猫をお迎えしました。~迎えるときに用意するもの・注意すること

こんにちは、Dr.シェパードです。

先日自宅に新しい家族が増えました、チンチラ(ペルシャ猫 ゴールデン)です。

これがもうかわいいのなんのということで毎日が幸せな日々です。

そこで今回は猫をお迎えするにあたって、行ったことをのんびりと解説していきます。

これから猫を飼おうかなーと考えている方の参考になれば幸いです。

目次

猫のお迎えの準備

最初に、購入時に説明があるかもしれませんがペット保険には必ずといっていいほど入ったほうが良いです。人間は国民皆保険制度があり最高3割負担で受診できますが、猫含めたペットは10割を払う必要があり、動物病院受診の際に結構な高額となることがあります。そして犬とややちがいデリケートでお迎えした猫はストレスで体調を崩しやすいです。初めて飼う場合にはよくわからないため心配ですし、当然しゃべることもできないので動物病院受診が安心できます。

我が家のチンチラはすでに2週に1回通院のペースで、夜に突然の嘔吐などで夜間救急にかかったことも2度あります。軽症ではありましたが最高で3万5000円ほど1回にかかっています。それらも保険でカバーしてもらいました。成猫になる最初の1年-2年だけでも加入がおすすめです。

用意するものリスト

まず用意するものリストの一覧です。下に我が家で使っているものを例にリンクを貼っておきます。

  1. ケージ 約1万円から
  2. 猫用ベッド 約1000円から
  3. 猫用トイレ、トイレシーツ、砂 計3000円
  4. うんちを捨てるための袋、トイレなどの消臭剤 計2000円
  5. 給水器、餌用トレー 約1000円から
  6. 爪とぎ、爪切り、ブラッシング用の櫛、歯磨きシート 計3000円から
  7.  1-2ヶ月で約3500円 ピンきりです
  8. 猫用シャンプー、タオル 安いもので500円~

合計3万弱ほどでしょうか。

詳しい解説

それぞれ我が家で使い始めたものを解説します。

ケージ

お迎えを決めてから時間があまりなかったためあまり吟味できませんでしたが、口コミも悪くなくAmazonカテゴリーでベストセラー1位となっていたこともあり「アイリスオーヤマ キャット ケージ ミニ 2段 ハンモック・食器付き ホワイト 幅69×高115cm」を購入しました。値段も安めでサイズも小さめの2段と申し分ないように思い購入しました。

メリット:

  • 寸法が小さめのためスペースをあまり取らない。
  • 組み立てが比較的簡単
  • 天井や2段の扉がついている、下がキャスターになっており移動させやすい

デメリット:

  • 2段になっているが段差の高さがあり子猫では難しくまだ登れない。
  • 格子の幅が広く、足をひっかけて登ることが可能で、落ちたりする危険がある。
  • 寸法が小さいため、1段における道具に限りがあり、ベッドが滑り落ちたりしてしまう。

デメリットについてですが、危険性があるためうちでは最初は1段だけ(生後4ヶ月まで)にして使用していました。1段の高さはあまり気にしていなかったため、買ったあとに後悔していましたが、生後5ヶ月ほどで余裕になりました。1段の幅が小さいため、ベッドが滑り落ちるため、糸で縫い付けて固定しています。

猫種によって脚の長さが短かったりして登れる高さに限界があり、そういった場合には低めのものや、ステップのついたものを購入したり、追加ステップの購入を検討しても良いかもしれません。

追加ステップの候補↓

https://www.peppynet.com/cats/shop/item/id/280287

小スペースに関してはベッドを後述のように40cmほどと小さいものとして対応しています。家の中でのスペースと猫の居室のスペースをよく考えてサイズを選ぶほうが良かったと思います。広々スペースをなるべく確保してあげましょう。

猫用ベッド

ケージの中で過ごすためにも必要と思い購入しました。重視したのはあたたかそうなことと、安く購入を何度も可能なことです。子猫のうちは粗相をしたり、お尻にうんちをつけたままになっていたりとすぐに汚れてしまう可能性があり、何度も購入できたほうが良いかなと思いました。

あとサイズの制限があり、先述の通り内寸的にはトイレを置くことも考えると40cm程度が良く、その条件を満たすベッドを探すのに手こずりました。

今はこちらを使用しています。

似たような商品はいくつもあり、猫用ベッドは種類も多いためおけるスペースなどを考えながら好みにあったものが良いでしょう。

最初に使う際は飼い主の匂いのするものや猫自身が好きな玩具で匂いがついてそうなものを一緒に入れてあげると慣れやすいかもしれません。うちのペルシャはすぐに入ってましたが・・・

猫用トイレ、トイレシーツ、砂

猫用トイレは花王さんの「【返金キャンペーン中】花王 猫用トイレ本体 ニャンとも清潔トイレ 子ねこ用セット オレンジ 子ねこ用を購入しました。砂も同様に「ニャンとも清潔トイレ 脱臭・抗菌チップ 大容量 小さめ4.4L [猫砂] システムトイレ用」を使用しています。極小・小さめをまぜて今は使用しています。トイレシーツは最初はニャンとも清潔トイレの脱臭・抗菌シートを使っており不満がなかったのですが、たまたま近くのスーパーで取扱がユニ・チャームさんの「デオトイレ 1週間消臭・抗菌シート 10枚入り×3個しかなかったため、こちらを使用しています。先述のニャンとも清潔トイレ内にもサイズが合い、ただ敷くだけで脇漏れなどなく十分に使えています(メーカー非推奨、自己流のため失敗などは自己責任でお願いいたします)。砂は適宜追加で一袋で1ヶ月分くらいでしょうか、シートは週に1-2回の取替を行っています。どちらの商品も現代の技術はすごいなと感じさせる商品で、全然おしっこの匂いがしません!!!猫は犬と違い排泄物の匂いが非常に強いため、自宅を臭くしないためにも衛生面的にも、少し高めかもしれませんが本当に買ってよかったと思います。

砂のサイズは案外重要で、極小もいいのですが長毛種のペルシャでは毛にからまりケージの周りに飛び散っています。小さめだとあまりなく、評価的には良いかなと考えており、順次切り替え予定です。

うんちを捨てるための袋、トイレなどの消臭剤

先述のように猫のおしっこやうんちは非常に匂いが強いです。おしっこはシーツに吸われるのですが、うんちの処理が大事です。

非常に重要なのですが、猫のうんちを自宅のトイレには絶対に流さないでください。もちろん個々の家庭の下水状況などによるとされますが、水に溶けないため詰まることがあり、修理代がすごいことになります。

そのため、トイレから拾って袋に入れてごみとして捨てることが現実的です。しかし匂いがすごい!!!

そこで、我が家ではBOSさんの「うんちが臭わない袋」を使用しています。SS・Sサイズとちらも使用していますが、うんちを拾うだけならSSでも良くお尻をふいたシートやトイレシーツを捨てるときにSサイズを使用しており非常に満足しています。驚くほど匂いが漏れません。似たような製品は出ているのですが、やはり匂い漏れが気になると実家でも猫を飼っており母から聞きました。すこしお値段は高めですが絶対に本家?が一番です。余談ですがベビー・介護用や災害トイレなども製品であり、災害用のものはうちに常備していますし、ベビー用もおいおい必要があれば購入したいと思っています。

消臭剤も周囲をふいたりするのに使用できますので1本あると便利です。我が家ではライオン「シュシュット! オシッコ・ウンチ専用 消臭&除菌 猫用(300ml)」を使っています。

給水器・猫用の餌トレー

住環境の次は食事環境です。猫の1日必要水分量はおよそ1kgあたり50-70mlだそうです。正確な量は計算があるので調べましょう。あまり量は必要ありませんが清潔さも重要でこまめに交換できることも重要です。よくある先端にボールが付いていて舌で動かして水が出てくるタイプは猫の食べ飲み方の特性でやや下手なため、あまり飲めない可能性があります。

そこで我が家ではトレーが付いたタイプを買いました。結局こちらでは全然飲んでくれてないので有効性わからず・・・食事でふやかしてあげるときに水分大目にして飲んでいるためでしょうか。今後に期待です。

餌トレーはなんでも良いかと思いますが、我が家では見たことあると思いますが猫壱さんの「【AmazonCM登場商品】猫壱(necoichi) ハッピーダイニング 脚付フードボウル シリコン付き 猫柄 レギュラーを使用しています。見た目も可愛くてとてもいいですし、磁器製で洗いやすく清潔を保ちやすいです。

爪とぎ・爪切り・ブラッシング用の櫛、歯みがきシート

爪とぎはいろいろな素材のものがあり、ダンボール製、麻などがありますが、我が家ではダンボール製を使っています。理由としてはそれぞれの猫によると思いますが。麻では他のにたような感触のソファやカーぺットなどで爪とぎをしちゃう可能性があり、実家の猫もそうなったためダンボール製だけに変えたようです。色々タイプが出ていますが我が家はシンプルな板状のものを使用しています。今後縦型も検討しています。

爪切りは幼いときから慣れさせないとその後が困るため、ちょこちょこと爪をチェックして手脚を触ったり、爪切りの練習をしてみるのが良いでしょう。ハサミタイプ、ギロチンタイプ、ピコックタイプ、電動ヤスリタイプがあります。最初にハサミを使用していましたが、やや切れ味が悪く試しにギロチン型をかってみました。それが結構切れ味もよくいい感じです。ハサミタイプでは音がでるため、それが苦手な猫ではギロチン型がおすすめです。ピコックタイプは巻爪に、電動ヤスリは爪の形を整えながら行えますが慣れてないと難しいと感じてまずはハサミかギロチンで試してみようと考えました。

ブラッシングは長毛種では必須ですのでこれも小さいうちから慣れさせたいもの。シャンプー前とドライ中に行うのがかなりいい印象で、1日2回は通常時でも行いたいところです。グローブタイプブラシ、ラバーや獣毛ブラシ、コーム、ピンブラシ、スリッカーブラシ、アンダーコートブラシなど様々ですが、長毛種ということもありメインでスリッカーブラシを使用しています。

歯磨きも小さいうちから慣れさせたいものですが、まだあまりデキていません・・・。我が家で購入したのはライオン「ペットキス 歯みがきシート」です。

餌はペットショップで食べていたものを継続してもいいかと思います。そのほうが食いつきのとかをあまり気にしなくて良いのと、ストレスが少ないかと思います。ただでさえ住環境が変わりストレスになりますので環境を変えすぎないという点で継続も検討しましょう。

そして、キャットフードは沼です。日本の基準が甘いこともあり、有害な人工物が含まれたフードがよくうっていますが、体にいいものとなるとプレミアムフードと呼ばれる部類となります。

詳しくは別記事で。

子猫用にはブドウ糖のサプリを用意しておくことをおすすめします。子猫のうちは肝臓でのグリコーゲン貯蓄がうまくできず低血糖になりやすいようで1日2回程我が家では上げていました。一日あげなかったら痙攣、意識消失したことがあり、サプリをあげて良くなったことがあります。低血糖が原因であったかは一概には言えませんが、意識障害の鑑別の一番に低血糖は猫でも同じですね。いざというときに持っておいたり普段使いにおすすめです。

猫用シャンプー

シャンプーは猫種によっては必要ありませんが、ペルシャ猫など長毛種には必要になります。シャンプー自体に関してはこちらも沼です。オーガニック系などこだわると非常にたくさんあります。ひとまず急場でこしらえないといけなかったため、近くで売っていたライオンさんの「ペットキレイ 顔周りも洗える低刺激泡リンスインシャンプー 子犬・子猫用」を使用しています。こちらは香りもほんのりですがいい香りでしっかり洗えておりあまり困っていません。最近は陰部付近の毛がおしっこやうんちで茶色く変色してきているためホワイトニングシャンプーなども検討中です。

また、動物病院で相談して購入してよかったのが、介護用品ですがユニ・チャーム ペットProさんの「おしりまわり洗浄液」はうんちが少量毛に絡まってしまったときに洗い流すようにして使えるため非常に便利でした。乾きも早くとてもいいです。

シャンプー後のタオルも複数枚用意してあげましょう。シャンプー後にタオルドライ→ドライヤーとなりますが被毛に含まれる水分が多く、すぐびしょびしょになり1回に複数枚、ハンドタオル数枚とバスタオル1枚使用しています。

最後に

食事への執着が少なく拾い食いをあまりしなかったり、鳴いても小さい声であまり迷惑にならない、散歩は必要ないなど飼いやすい要素もあり、飼おうかなーと考えている人にも日本の住環境でもおすすめです。

一方で猫はおよそ15年弱生きます。

家族として迎えたからには大切に育てることももちろんですが、時にはお風呂など本能的に嫌がることも健康のためにも行ってあげることが必要です。それがひいては大切に育ててることになります。

そんな15年弱の家族の一員としてできることをしてあげることを考えながら、一緒に過ごしていきたいとおもいます。

大変なことは色々あるけれど、その存在に癒やされることがたくさんあり楽しい日々です。

これから猫を飼おうと思っている方々の参考になれば幸いです。

良いねこライフを!

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この記事を書いた人

首都圏で消化器内科医として臨床に携わり、消化器内科や医学一般について、医療者の生活についてなどの情報を発信しています。

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